話は遡るが ― 功名が辻

功名が辻、第30話 「一城の主」

天正13年、四国と越中を平定した秀吉は、大名の配置替えを行う。
同8月22日秀次(成宮寛貴)は、近江20万石の近江八幡城主となる。
ちなみに一豊は長浜2万石、彼は秀次の宿老となる。


千代:仲間由紀恵 一豊:川上隆也 秀次:成宮寛貴 秀吉:榎本明
康豊:玉木宏 三成:中村橋之助 茶々:永作博美 ガラシャ(玉):長谷川京子 



今回はなぜ、あんなにも「話は遡るが」が多用されたのでしょうか?

まずは、今日のお話のなかで短い出番ながら、
存在感と演技力で印象に残った秀次、秀吉、三成について!

成宮くん演じる秀次と榎本さん演じる秀吉の場面は面白いものでした。
思いがけず城を与えられ、驚き喜ぶまだ18歳の若き秀次に
秀吉は何を考えているのか分からない目で、秀次を貶めます。

秀次の宿老に命じられた、一豊(川上隆也)、吉晴(生瀬勝久)、一氏(田村淳)に
「おみゃあらに、それぞれ城をくれてやっただろう!ありがたく思うんだったら、
この甘ったれ秀次を一人前の大名にしてやってくれい」と秀吉は
秀次の教育を任せます。しかしその言葉には、
どこか棘があり、秀次は言葉を失ってしまいます。


ここで優しい一豊が秀次を擁護します。
「論語などをすらすらと覚えられる・・・」という一豊に
秀吉は「ふ~ん、いつからうつけになったんだろうな~」と秀次をさらに貶めます。
秀吉の気持ちが測りきれない秀次は、言葉もなく涙ぐんでいるだけ。

しかしこの時、子のいない秀吉はそれなりに秀次を
自分の後継者として育てようとしていたのではないでしょうか。

しかし秀次が大将としての資質に欠けているのを
一番見抜いていたのも秀吉ではなかったでしょうか。

不甲斐ない甥っ子に対するいらだちが、秀次に対してこんな
言動をしてしまっているように思いました。

印象に残るシーンでしたが、秀次がすでに可哀相です。
このあと秀次はさらに秀吉に振り回されていくことを思うと、
やはり成宮くんの演技が、ますます楽しみです。

この場面は良かったんですから、もっと長く出番とすれば
今回も面白いものになったと思われ残念でした。

三成に迫る茶々とのところも面白うございましたが、
それにしても中村橋之助さんも存在感がありました。
彼が出てくると画面が引きしまります。

今回は一豊の弟、康豊がメインのようでありました。
再び出てきた玉木くん演じる康豊の意味づけを
強調するような演出でした。

しかし突然のように出てきた康豊のことで「話は遡るが」と
何度もくりかえされて、かえって再登場の意味づけが、
あまり意味のない弱いものになったように感じられました。

今回なぜあんなに時間を割いて、康豊をもってきたのでしょうか?
「話が遡るが」が多用されすぎ、どこかむりやりぽく感じました。
「そんなに、さかのぼってど~するのよ」と思ってしまいました。

う~ん、前回があまりにも演出に凝り、大御所から若手まで
実力派の演技が光っていただけに、今回はインパクトが
弱かったように思いました。

しかしながら康豊を演じる、玉木くんも爽やかですし、今後
成宮寛貴くんと玉木宏くんが若手俳優として
ドラマのなかで活躍していくことでしょう。

永作博美ちゃんなどの若手女優も活躍しそうですし、
大御所たちの演技とあいまって、華やかな雰囲気となり
ますます楽しみになってきました。

さて来週は、「この世の悲しみ」です。
ハンカチが必要になりそうです。








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永作博美

永作博美のblog:長澤まさみちゃん映画「ラフ」の公開が迫ってきましたね。 今朝のめざましTVで、 もっこりもこみちとインタビュー受けてましたね! 素のまさみちゃんを見たのは初めてかも。 おっとりした感じんあですね~。 映画では、惜しむことなく、 水着姿がバ

コメント

秀次の想い
あおいさん、こんにちは!

見ました、「一城の主」 。
ナリくんの演じる秀次の素直すぎる若さが痛々しい(涙)
城主となるも宿老という目付け(教育)係をつけられて、”自分は本当に認められたわけではない”と哀しくなってしまう秀次に、血筋の残酷さを感じます。
あおいさんの仰るとおり、子のいない秀吉が心から望んでいないながらも秀次を世継ぎと決めていたからこその言動。
そして、今後、秀吉に子ができてからの秀次を思うと切なすぎますね(T-T)

来週はよねちゃんが・・・千代や一豊を思い泣くこと必至です。
  • 2006-07-31│16:42 |
  • かずみ URL
  • [edit]
かわいそうな秀次!
かずみさん、こんばんは♪

秀次がこれからむかっていく悲劇を思うと切ないです。
大御所に囲まれても、短い出番でもナリくんは
しっかり存在感がありましたよね。それにしても
演技の上手い役者さんだな~と思いました。

来週はハンカチではなくタオルが必要かもです。

このところナリくんの情報があまりに多くて、
すでに乗り遅れぎみなんですよ i-229

雑誌がまたいっぱい増えましたね。多量の雑誌掲載と
表紙は6冊も飾るようですし、うれしい悲鳴です。e-266

  • 2006-07-31│22:53 |
  • あおい URL
  • [edit]
あおいさん、こんばんは☆

秀次は、世継ぎとなるにはあまりにも優しすぎたんでしょうか?
秀吉に振り回されただけの一生だったような気がします(T_T)
これから悲惨な最後が決まっている秀次をナリくんがどう演じていくのか。
きっと涙なくては見られないんでしょうね~。

ナリくんが秀次を演じるって聞いた時、
歴史が大の苦手な私、歴史大好きな主人にきいてみたんですよ~。
結果は散々。。殺生関白だったかな・・なんだかこんな人物を演じるのかなぁと(>_<)
でもナリくんは秀次の優しい文化人の面を前面に出して演じていくようですね。
インタビューで語っていた「目だけで演じる」「若さを前面に」
今回もどちらもうまいなぁと思ってみてました。
でも、あまりにも短すぎるーー(>_<)
  • 2006-08-01│00:01 |
  • あすりん URL│
  • [edit]
ナリ秀次
あすりんさん、おはようございますe-51

秀次はもうほんとうに、いちばんマイナーで評判が良くない
殺生関白だったみたいですよね。(涙)

でもあの美しい近江八幡を造り、いろいろな文化の
先駆けとなることを取り入れた
文学を愛するすぐれた関白だったとも言われているようで、
大石さんによると、今回はこちらの関白でいくようですので、なんだか良かったです。

ナリくんが演じる秀次が今後どうなっていくのか、(涙)
心配ですが、ナリくんの演技が楽しみです。♪
  • 2006-08-01│08:40 |
  • あおい URL
  • [edit]

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