「さくらん」 観てきました☆


原作 : 安野モヨコ (講談社刊) 
監督 : 蜷川実花
脚本 : タナダユキ
音楽 :椎名林檎
 
キャスト : 土屋アンナ
椎名桔平・成宮寛貴・木村佳乃・菅野美穂 
小泉今日子・山本浩司・ 瀬正敏・石橋蓮司
夏木マリ・安藤政信・小栗旬・市川左團次    
ほか、超豪華キャスト!

映画 『さくらん』 を観てきました。

*(思いっきりネタばれです。映画をこれから見る方はご注意ください)


ず~と楽しみにしていた 『さくらん』。

画面いっぱいに流れるような
花吹雪の花びらの美しさと、春の風が感じられる画面。

また絵の具を流したような、深紅のカエデが
画面いっぱいに広がった時には
その見事な色彩美に魅せられました。

まさに蜷川ワールドの、洪水のような極彩色な映像と
椎名林檎さんの音楽の、インパクトのある映画でした。

安野モヨコさんの、奥行きのある独特な
あたたかな絵柄や物語りが好きなわたし・・・・・

漫画の 『さくらん』 では、
後半は惣次郎(成宮寛貴)とのことが、いつまでも
忘れられずにいる、きよ葉の心の葛藤が印象的です。

きよ葉はある日、惣次郎のまことを信じて
忘れられずにいる自分に
決着をつけるために足ぬけしてしまいます。

きよ葉は命がけで、惣次郎に会いに行ったのですが
きよ葉が足抜けしてまで、自分に会いに来た事を
分かっていながら、微笑むことしか出来なかった惣次郎。

その笑う鬼を見て、きよ葉が川で号泣する場面が
クライマックスでした。

きよ葉がこの哀しさを乗り越えて
さらに花魁として成長していく、続き感のある漫画のEND シーンは
印象に残るインパクトある終わり方でした。


映画もこのヤマ場まで、すごく斬新で
絢爛豪華な映像も、合いあって面白かった。

映画 『さくらん』 の後半は、
映画オリジナルな展開となっていました。

後半に登場した、好きな俳優さんの一人でもある椎名桔平さんですが
あまりにもいい人過ぎて・・・アクがない男性だったので
映画後半のストーリーが、少し弱く見えてしまったように思います。

そして、きよ葉と清次の取った行動は、本当に以外だった~
ここが、とっても残念だった。

でも最後は残念だったけれど、全体を通して蜷川さんの 『さくらん』 は
案野モヨコさんの 『さくらん』 の世界だったと思うし、好きな作品でした 

花魁姿の菅野美穂さん、綺麗だった  
絡みのシーンで、ものすごく過激なシーンがあるんですが
さすが女優と感嘆のため息がでました。

今までの清純なイメージの菅野美穂さんからは
想像できないほどの濡れ場には、本当に びっくりでしたが、
その大人なお色気シーンには
女優としての、きっぱり感が出ていて素敵でした。

粧ひはちょっと意地悪なんですが、
それでいて気の強いきよ葉を、手なずける賢さを持った花魁。
そんな花魁を菅野さん、上手く演じてられていたな~

花魁道中、立ち姿の美しい~、ちょっと意地悪な花魁・粧ひを演じる
菅野さんの存在は、映画導入部分の見どころでした。
菅野美穂さん、素敵でありんす。

そして、成宮くんときよ葉の恋愛ごっこも見どころ。
花魁の哀しい現実が見せられ、
きよ葉が始めて、泣いて泣いた失恋のお話し。

2人の絡みのシーンは、激しさはないものの
蜷川さんの感性が冴えた、アンナちゃんと成宮くんお2人の
いいとこ撮りの映像で、蜷川写真の連写を
見せてもらっているようで素敵でした。

お2人をよく知る蜷川さんならではの映像でした。

成宮くんとの絡みでは、アンナちゃんは、誰とからむより
照れちゃっているようで、可愛らしく感じられました。

色っぽい成宮くんに、アンナちゃんは、
きっとドキドキしたんじゃあないかな~と思うほど可愛いかった。

惣次郎を、本気で愛しているような雰囲気が出ていて
可愛い、可愛いきよ葉でした。♪

うぶな振りをして、きよ葉と真の愛を誓い
きよ葉を落とした、手練手管にたけた惣次郎。

足抜けしたきよ葉に困惑して、罪もないまま微笑んだところは
漫画でも印象的な濃いシーンですが
あんな笑いで答えを出した惣次郎は、ほんに罪なお人でありんす。

主人公であるきよ葉を演じるアンナちゃんは、
茶のマユが時々気になったものの、漫画の中の
きよ葉のイメージそのもの。

それぞれの衣装、舞台、すべてで
蜷川ワールドが炸裂しておりました。

そんな極彩色の画のなかでも、個性豊かな役者達は負ずに演じていて
楽しいスタイリッシュな映画だったんじゃあないのかな~

俳優人は、みんな役にはまっていてよかったな☆

そうそう楽しみにしていた、花屋で登場した小栗旬くんは
最後のほうでやっと登場

瞬きしたら観れないほど一瞬の登場でしたが、
小栗くんが画面に出てきた時には、しっかり分かりました☆

原作では花屋はきよ葉に対し、そっと想いを抱いている青年。

きよ葉はそんな花屋をからかい、清次(安藤政信)に叱られるという
面白い場面があるんですが・・・・・映像化してほしかったな~

でもこの時、小栗くんは舞台があったんですよね。
それでチョットだけ出演となったようです。

丸山智己さんやゴリさんや津田寛治さんや大森南朋さん、SABUさん・・・
なんだか、どこで登場したのか気付かないような感じで出演。

映画の中は、どんな小さな役も
豪華絢爛な俳優人で固められている贅沢な映画でした。

蜷川さんの、華やかな人脈を伺える
贅沢な映画でもありんす。

「さくらん」 は、まさに蜷川ワールドで 、
実に斬新な極彩色の、今まで
観たことの無いような色彩感覚と映像が素敵な
インパクトのある映画でした。

造花のお花も、蜷川さんの手に掛かると
まるでマジックのように、蜷川実花さんの作り出す不思議な世界に
いざなわれてゆくようで、心地良かった。

音楽も映像も土屋アンナちゃんも、
それぞれが強烈な個性を放っていたけれど
それが不思議と、喧嘩をしていなかったな。

ストーリーが最後のほうで、弱くなってしまい
そこだけが残念だったけれど
その意外と枠にはまってしまった物語を
椎名林檎さんの不思議な世界観の歌声と音が
凄い勢いで、映画の幅を広げてゆき映画と合っていたと思う。

蜷川さんが、次に撮る映画にも凄く興味がある。
それぞれの才能が、本物であればあるほど
合わさった時には、その過程では喧嘩しながらも
ひとつの作品が仕上がった時には
見ごたえのある作品に仕上がるんだろうな~

漆黒と深紅の色合い、桜の色が眩しかった『さくらん』。
エンドロールまで、心憎い演出で素敵でした。
もう一度、映画を観に行きたい!




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