9月の夕暮れ!


その日、新橋演舞場で 「魔界転生」 を観たあと、小雨のけむる街路を
折りたたみの小さな傘を差して、東銀座の駅に向かっていた。

9月の夕暮れ時をぼーと歩いていたら、いつの間にか
灯りがともり始めた昭和通りの立体交差あたりを歩いてた。
演舞場の左側の出口から出て、そのあとどこかで曲がってしまったらしい。

4~5分で着くはずだった東銀座からスッカリと遠くなってしまった。
以前は銀座に出るのに有楽町や新橋からなんの抵抗もなく歩いたものだ。
でもその日は傘が小さかったし、5センチのヒールを履いていたので足が
ちょっと疲れる。 お気にいりのバックの皮に雨染みができそうで
つい早歩きになってしまう。でもここまできたら真っ直ぐ行くしかなく
やっと駅に着き・・・・
山手線は空いていて「やれやれ」と思う。でも
次はもう少し身軽に出てきて、すぐに地下に入らず地上を歩くのも悪くないなと思う。

以前は目白の駅を利用していて、何処に行くにもアクセスが良く
美術館やコンサートや観劇など楽しんでいたのに
今のところに引っ込んで以来、すっかり出歩かなくなってしまった。

ここ何年も彼の転勤にあわせて、様々な所に出向き引越しの達人にもなったし
いろいろな体験もしてきたので、今の引きこもりは丁度いい休息なのかもしれない。

でもまたこうして観劇などをし出したのは、少しずついつもの好奇心が
むずむずとしだしたのかもしれない。

昨夜彼から電話。「1分しかないんだ! 今から飲みに行く!
NANAのDVDあったから買ったからな。どうも君の持っているのと同じようだ。
吹き替えじゃあないな~?  字幕スーパーのようだな。
じゃあ海人によろしく!帰国までもう電話しないからな。
時差でこの時間の電話は無理~ じゃあ、金曜日!昼飯頼む~~」 ガシャン!! 

なんという電話 「お昼は空港で2人前買ってきてね~?」 と言うのがせえいっぱい。
まあ時差があるので深夜0:00までの電話は難しいので、仕方がないとしても
相変わらずどこへ行っても忙しい人だ。

2階から飛び降りてきた海人は 「だれ! だれ! パパ~!」 「電話は終わったのよ~!」
「ええ~!!ぼくの土産のこと何か言ってた~!」 

まあ仕事人間で真面目で、タバコも賭け事もしないし、趣味は魚釣りとフィッシング・ボート
という地味な彼だけれど、わたしには充分なパートナーかもしれないな。

彼の母親は、とても優しい人でわたしとはずいぶん違う。
いつも3歩下がって夫の後を歩き、どこへ行くにも二人一緒。
彼は強い父親には反発を感じることが多かったようだけれど
一度も怒られたことのないやさしい母親はいちばんに大事なようだ。

義母は結婚してから、ず~と専業主婦で編み物などをして過ごしているような人。
温和でお料理も子育ても手をかけてしてきたまさに主婦の鏡。

彼の父親はよく同僚や部下を家に連れて来ていた。
妻が自慢だったのかもしれない。 でも家族を強引に引っ張っていき
いろいろと、細かく気づき部下に対するように一方的に
(そんな上司、今は少ないだろうけれど・・・・)彼にも妻にも対するところがある男性だ。
そんな夫に素直に優しく従っている母を見てきた彼。
だからわたしのような女性はびっくりしただろうな~!

ところでわたしのお土産は 「NANA」?
お土産は基本いらないのだけれど、持っているDVDを
貰ってもな~・・・・・・でも字幕スーパー付きというところに
ちょっと興味はある。

今回はちょっとわけあって長めの出張だった彼。
その間、羽を伸ばした彼の彼女と彼の息子。

彼が帰国した次の土曜日は、息子は友達と靖国神社に
受験のお守りを買いに行くようだ。
わたしは「魔界転生」の観劇スケジュールをカレンダーに書き込む。
彼は秋の魚釣りにさっそく友達と出かけるようだし、
我が家はみんな趣味がバラバラ。

常に同じ方向を見て歩こうと、彼が言わないところがわたしは好き。
家族といえど一個人、なんでも同じ方向であるはずはないから。
一度しかない人生、彼も息子もそしてわたしも
やりたいことは出来る限り楽しめばいいと思う。お互いの大事にしているものを
大事にし合える、尊重する、もしくは寛容に見守る。
そうでなければ互いに互いを大事にし合えない。

「NANA]のなかでノブが言っている言葉が好き・・・・
ブログに書くのはもう3回目  (^:^!)


どんなに引かれ合っても、お互いの大切なものを
認め合えない相手とは、上手くやれない      

img018.jpg

(NANAの漫画は、13巻目の始めのあたりまでが好き。
そのあとはなんだか入り乱れてきていて・・・・
でもこのノブのお話は久々にNANAらしくて好きだな~ 
ノブもナナもレンもみんないい! だからね、16巻目もネットで注文。

同じく10数年以上もず~と読み続けている漫画の新刊が出ていたけれど、
こちらは買うかどうか迷っている。それも1☆巻目、もう作者の趣味の域に
入ってしまっているのじゃないかと思える漫画。内容がちっとも進まない
初めが良かっただけに本当に残念。でも続きが気になるから買うのかな~)







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