父が逝ってしまった


父が逝ってしまった。

寒い寒い朝
風のように眠るように逝ってしまった。

覚悟していたとはいえ、今日がターニングポイントかもしれないと医師に言われ
交替で付き添っていた妹に・・・その日の深夜に呼びだされた。

病院に駆け付けた家族を迎えたのは
静かな病院に流れる父の心臓を刻む音。

病室の父は呼吸は浅いが血圧は75前後で
まだまだ大丈夫そうかと誰もが思う中、刻々と夜が更けていった。


しかしあれほど心臓の音がずっと同じ速度、大きさで刻まれていたのに
朝方、ほんとうに突然と呼吸が落ち心音が落ちてしまった。

あまりに突然だったので 「お父さん!お父さん!」 とびっくりして
父の肩や胸に触れて呼ぶしかなかった。


ここ数日、ほとんど体を動かさず熱が高く意識が落ちていた父が
亡くなる一日前に急に目を開けて、手を動かして長いこと私達といた。

その姿は、もう少し病状が軽かった頃の父のようで
父と母と娘たちは久し振りに安らいだひと時を過ごすことができた。

しかしその帰り道、なんだか不思議な気持ちにとらわれ妹と・・・
「お父さん、家族に最後のお別れをしたのかしら」 と言った事を思い出す。

そして、その日からすぐに父が逝ってしまった。

親族があまり会社や学校を休まなくてもいいように
三連休前日に逝くなんて・・・・

そこまで心配しなくてもいいのに
最後まで皆の事を気にした律儀な父らしい逝き方だった。

癌だった父が痛みにほとんど苦しまず・・・
安らかな寝顔だったのが良かった。


お父さん!

長い間、家族のために一生懸命生きてきましたね。
ありがとう~ ありがとう~~  ありがとう





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