母の呼ぶ声


幼い頃

母の歌う 荒城の月 月の砂漠・・・・・

どれも上手ではなかったが

心の底に ズン と残っていて

今も私を愛しんでくれる


たまに母がオルガンで弾く

これらの美しい旋律も忘れられない


母が三人の幼子に残してくれた数々の思い出は

子供たちの心に何を残してくれているのだろうか


西の空が真っ赤に燃えていた数日前

母が呼ぶ声が聞こえた


自然の感動を子供たちと分かち合いたいという

・・・ただそれだけの思いで母は大人になった私を呼ぶ


怖いような燃える夕焼けを母と並んで見ながら

幼い子供たちが夕日を飽きもせず母と眺めていた夕方を

なぜか突然と懐かしく思い出した






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映画「のぼうの城」を観てきました


映画「のぼうの城」を観てきた

壮大な迫力ある画面の中にも
どこかほのぼのとした空気が流れ

時代劇を映画で観ることがほとんどなかった私だが
最後まで時間を忘れて楽しめた作品だった



配役も心憎くはまっていて

「のぼう様」 こと 「野村萬斎」 さんの
なんともいえない不思議な存在感と演技力は必見

作品の要を引き受けていたのは 「佐藤浩市」 さん
 
彼の迫力ある見事な乗馬シーンや
登場すると画面をグッと引き締める存在感はさすが

バラエティーのイメージが強い 「上地雄輔」 くんの 「石田三成」

これが想像以上に良かった!

彼は功を焦り過ぎて今一思慮浅く
まだ若さが目立つ三成として登場している

その行動には純粋さと
知的な面を隠しきれない三成らしさが滲み出ていて良かった

そして酒巻靱負を演じていたのは成宮寛貴くん

自らを軍略の天才と自称する酒巻靱負
しかし今だそれは実践に恵まれず机上のまま

その軍略を活かす機会になかなか巡り合わず
自称であるばかりの己にひそかにコンプレックスを持つ若武者だ

早く結果を出したいとあがく若い武将は少し繊細で残酷で
そして少しコミカルに映画にはまっていた

榮倉奈々ちゃん演じる甲斐姫と共に酒巻靱負の存在は
荒くれの武将達の中でほのぼの彩られてみえた

しかしながらそんな彼が戦いのシーンの中で
敵に火の矢を射る火攻めのシーンがある

その時の残酷なほほ笑みは映画の中で深く記憶に残るシーンでもある

その五月人形のような若く派手な衣装も合わせて

誰もが思いつかない奇抜な作戦で惨忍に敵を成敗した姿は
まさに酒巻靱負の一面であるんだろうなと十分に思わせるものがあった

酒巻靱負と石田三成役の若い現代っ子の二人

意外や若き武将の姿がスッキリと良く合っていた



居るだけで迫力ある山田孝之くんは
歴史好きな人に大人気の大谷吉継を演じていたが さすがだったし

平岳大さんの長束正家はこれまた良かった

まさにさに人間としての懐の弱さがよく表れた演技で
鑑賞後に残像が残るほどだった

映画自体昨年の津波のために公開を延期し
水攻めのシーンも震災を考慮し修正削除を行っての公開だったようだ

しかしながらそれでも迫力ある圧倒的な決壊のシーンだった

大スぺクタルの映像の凄さだけではなく
戦いの中で人々が揺れ動く心を映し出した作品だった

壮大な物語を2時間30分という映画の中に実に上手くまとめて
誰にも分かりやすくそして丁寧に作られた作品だった

最後ののぼう様と三成シーンも見ものだが全体を通して
それこそ映画館にいた老若男女誰もが楽しんで観れる映画だと思った



週末の映画館

「のぼうの城」を上映する一番大きなスクリーンは
小学生からご老人まで老若男女で満席だった

2時間30分という長い映画であったのに
私の隣の小さな小学生もスクリーンに引き込まれて観いっていた


監督 犬童一心 樋口真嗣

製作統括 信国一朗  エグゼクティブプロデューサー 濱名一哉 豊島雅郎
プロデューサー 久保田修

キャスト

野村萬斎:成田長親  榮倉奈々:甲斐姫  成宮寛貴:酒巻靱負
山口智充:柴田和泉守  上地雄輔:石田三成  山田孝之:大谷吉継
平岳大:長束正家   西村雅彦:成田氏長  平泉成:成田泰季
夏八木勲:和尚   中原丈雄:北条氏政   鈴木保奈美:珠
前田吟:たへえ  中尾明慶:かぞう   尾野真千子:ちよ
芦田愛菜:ちどり   市村正親:豊臣秀吉   佐藤浩市:正木丹波守利英





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映画「ヘルタ-スケルタ-」を観てきました

安野モヨコさん原作、蜷川実花さん監督の映画 「さくらん」 を
観せていただいてから5年・・

ついに公開された映画 「ヘルタ-スケルタ-」 を観てきた

原作者の岡崎京子さんの漫画は残念ながら未読だが内容は知っていて
観る前からその最後のシーンに胸が痛んでいたがそうではなかったのは救いだ

沢尻エリカさんの芝居は始めてだった。

いろいろな雑とした噂やスキャンダルは
それが真実か否かは別にして、なんとなく知ってはいた

しかし・・・・・かえってこの騒動の中でも
華麗に存在している彼女には興味はそそられていた

しかしそのある意味目立つ存在である江尻さんの
存在自体が映画にとってマイナスにもなりうる映画だろうな~と

実は少し考えていなくもなかった・・・・・

しかしそんなことは考えすぎだった
映画 「ヘルタ-スケルター」 は江尻エリカさんあってのものだったからだ



映画 「ヘルタ-スケルター」 の中の沢尻さん演じる 「りりこ」 は
人形のように美しく意地悪で残酷で自分の孤独を抑えきれないトップスターだ

それでいていずれは芸能界から葬られることに気づくと過剰なほど怯え
虚構と現実の狭間で子供のように感情の高まりをもてあまし泣き叫び・・・

そう 「りりこ」 の存在自体が悲しくて、壊れかけたガラス細工のように
ついには身体も心も崩壊していく繊細な女の子を実に上手く演じてらした



蜷川さんの映画には激しい絡みのシーンが何度か盛り込まれるが
映画 「さくらん」 のような堂々とした激しさは感じられず

この映画でのそのシーンは 「りりこ」 自身そのもののようにどこか冷めて
上の空の虚構な世界での絡みのようだった

沢尻エリカさんは人形のような全身にランジェリーをまとったままの姿で
たびたび登場しているがその体の美しいこと

江尻さんの着こなす衣装はまるで画集のように完璧に
フラッシュとともに隙なく映像化されていて印象深かった



この映画は蜷川実花さんの写真が
映像として動いたらどうなるかということが企画の一つであったようだが

まさに蜷川さんの写真が何千万枚も
コマ送りのように映像化され映画となったようだった

映画では蜷川さんの赤がまず目に焼きつけられる

江尻さんの着こなす衣裳や浮世絵のような背景の
独特な色彩と場面構成の斬新さはまさに蜷川さんの世界だった

中でも幻覚の中で怯える 「りりこ」 の場面は
特に凝りに凝っていて印象深く面白かった・・

やがて衝撃的に芸能界から消えた 「りりこ」 

異国の場末に生きる彼女は傷だらけの 「りりこ」 ではなく
堂々とそこに君臨しているかのように映る 「りりこ」 だったのには救われる

衝撃的な物語を追うよりも蜷川さんが繰り広げる
蜷川ワールドそのもののような像に圧倒された映画でもあった

この映画は観る人によってそれぞれ違った感想があるかと思うが
まさに蜷川実花さんしか描けない映画だった

監督 蜷川実花
 
製作 和崎信哉 豊島雅郎
エグゼクティブプロデューサー 那須野哲弥
池田隆一 遊佐和彦 山崎浩一 喜多埜裕明 志倉知也 金谷英剛
プロデューサー 宇田充 甘木モリオ 
原作 岡崎京子  脚本 金子ありさ 主題歌 浜崎あゆみ

キャスト
沢尻エリカ・ りりこ   
大森南朋・ 麻田誠  寺島しのぶ・ 羽田美知子  綾野剛・ 奥村伸一
水原希子・ 吉川こずえ  新井浩文・ 沢鍋錦二  鈴木杏・ 保須田久美
寺島進・ 塚原慶太  哀川翔・ 浜口幹男  窪塚洋介・ 南部貴男
原田美枝子・ 和智久子  桃井かおり・ 多田寛子






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映画「わが母の記」を観てきました


中学の頃、読み漁った井上靖さんの小説の映画化ということで
映画 「わが母の記」 を観てきた

井上靖さんの数ある小説の中でも 「しろばんば」 は
今なお記憶の奥に留まっている作品の一つである

その 「しろばんば」 は 「わが母の記」 に続いており

主人公が老いていく母を自宅に引きとったことをきっかけに
長年抱えていた母への拘りから解放されていく過程の作品でもあった。



まず印象的だったのは映像が美しいこと

その美しい深い自然の下で、主人公の癒されぬ心の葛藤や
登場人物の生き様が穏やかに上品に優しく描かれた作品だった

年老いた母を看ている長女夫婦が住む伊豆と
主人公が住む世田谷の家が中心となって物語は進行していく

その伊豆では、事故で寝込む娘婿に嫌味を言い
娘の気持ちを振り回す八重の姿はリアリティーがある

その母にほとほと手を焼き限界になると八重は
役所広司さん演じる洪作の世田谷の家に一時預けられるのだが

そんな時の樹木希林さん演じる八重の行動と
取り巻く家族の姿が愛情深く映し出される

この時の八重の行動の切なく可愛いこと



伊豆からやってきた八重を洪作一家の人々は
温かく迎え入れて楽しく面倒を看ているのだが

どんなに大事にされても、八重にとってはそこは姥捨て山で

伊豆の家が恋しい八重の起こす珍事件は
クスッと笑えるがどこか切ない場面が続く

巾着袋と懐中電灯を持って伊豆に帰ろうとする八重と
洪作一家の人々のドタバタは見ごたえ充分なところ

また家にやってきた母と向かい合う洪作と八重の距離感も
また八重の本心をやがて知ることになる洪作の姿も涙をさそう



八重がいちばん落ち着く伊豆の実家で
認知症の母の面倒を最後まで看ていたのは長女の志賀子

母をみとったその志賀子に、洪作がかけた言葉がある

洪作のその言葉で淡々としていた志賀子は
糸が切れたように泣き崩れるのだが・・・

普通の事が普通にこの映画の中に織り込まれていたのは良かった 
 


スクリーンに登場する人物は
誰も彼もが生き生きと描かれていた

誰も何も言わないことをいいことに
実家の骨董品を次々に持ち出していく二女の桑子

しかし彼女はあっけらからんとした明るくてお洒落で
どこか憎めない人物の一人でもある

とっさの判断力でピンチの洪作を救い
しっかり支えていく決断力を桑子は持っている

映画の底辺には問題を感じさせながらも
いつも優しさと救いに満ちていた



宮崎あおいちゃんはじめとする洪作の子供達のことも織り交ぜながら
日本の風土に根付いた身近な生活が息づいている作品でもあった

それにしても樹木希林さんのおばあちゃんぶりは
どこか可笑しくて、やんちゃで切なくて

川奈ホテルでの誕生日会の様子とか
世田谷の家や巾着袋を下げて動き回る様とか本当に見ごたえたっぷりだった

生活に追われていない当時の上流世界の人々を上品に描きながらも
人間のか弱く切ない愛憎が底辺に流れているような作品だった



蔽い茂る木々や渓谷に光が差し込んで
その美しい伊豆の優美さは交錯してスクリーンを覆い尽くし

画面からは水の音、木々を通り抜ける風の音までも聞こえてきそうだった

熊野山墓地にあがる坂道、二岡神社のロウソク、滑沢渓谷
日本の自然は実に奥深く美しいな~と改めて実感

久し振りに伊豆へ行ってみたくなった
いつかあの川奈ホテルに泊まってみたい

帰りに購入したパンフレットは72ページもあり文集のような作りだった
ザラッとしたわら半紙のような紙質がどこか文学的で映画とあっていた。


DSCF4374.jpg



第35回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で
    審査員特別グランプリを受賞

キャスト: 役所広司、樹木希林、宮崎あおい、三國連太郎、南果歩
      キムラ緑子、ミムラ、菊池亜希子、三浦貴大、真野恵里菜

監督: 原田眞人  原作: 井上靖
脚本: 原田眞人 、撮影: 芦澤明子 、照明: 永田英則 、美術: 山崎秀満
衣装: 宮本まさ江 、録音: 松本昇和 、編集: 原田遊人、音楽: 富貴晴美



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映画「モテキ」観てきました


映画 「モテキ」 は 漫画原作でテレビ東京の『ドラマ24』 枠で
去年に放送されていたドラマを映画化したもの  

残念ながら漫画もドラマも観ていなかったので
映画で始めて 「モテキ」 を知ることとなった。

原作の久保ミツロウさんが映画のためにドラマ版の1年後を舞台に
完全オリジナルストーリーを描き下ろした作品とか

物語は派遣社員で草食系の男子が、お情けで
ニュースサイトの一つに入社出来た日から始まる 「モテキ」 の物語

映画の中では美由紀(長澤まさみ)に恋する幸世くん(森山未來)が
行為を寄せてくれる他の三人の女性になにかと構われながら

ジタバタと揺れ動く恋の心理を映画化した作品



オープニングから映像の取り方がお洒落でセンスよく
アップテンポなファンタジーなお話だった。

長澤まさみちゃん、可愛かった!
今まで観た作品の中では一番女の子らしくてキュートだった。

おまけに足が綺麗で長くて本当にスタイルが良くてステキ


麻生久美子さんの役は、なんだか笑えて少し泣けて
ちょっぴり・・・繊細で・・・うざい女性を好演してらした

でもあんなに最後にゾンビ化した女の子は
私が男の子だったとしても重いかもな~

その留未子ちゃんに対する幸生はけっこう冷めていて
ちょっぴり留未子ちゃんが可愛そうだったな。。。

仲里依紗ちゃんはちょっとだけ出演
なんと役柄はアゲ嬢・・・・・

森山君におっぱいをつかまれた印象が強かった里依紗ちゃんは
あいかわらず元気いっぱいな感じでほんわか

リリー・フランキーさんは何時も不思議な存在感がある方だが
今回も印象的だったな。

最後のシーンである泥の中のキスシーンは
幻想的で素敵だったけれど評価は人によって分かれる結末のような気がした。



始めからエンドロールまで
ミュージカル風で映像と音楽とでキラキラした映画だった。

そして恋愛は理屈ではなく感覚的なものだったのねと
何気に思い出させてくれた内容だった

そうそうエンドロールのウェブ画面は楽しかった!
興味深く誰も最後まで立つ人はいなかった。

字が淡々と流れていくエンドロールも味があるが
今回のように最後まで映像が感覚的でWEB画面なのも楽しい~



☆ ストーリー

藤本幸世、31歳。1年前にやってきた“モテキ”の後も幸世は金もなく、
夢もなく、恋することも忘れた孤独な日々を送っていた。

派遣社員を卒業するべく、一念発起して話題のニュースサイト・ナタリーの
面接を受けた幸世は墨田のお情けで入社させてもらい、好きなサブカルの世界で
働ける喜びを感じながらライターの仕事を覚えていく
そんな幸世に突然、“セカンド・モテキ”が訪れるが……。

音楽 岩崎太整 脚本 大根仁 配給:東宝

☆ キャスト

藤本幸世:森山未來
松尾美由紀:長澤まさみ
枡本留未子:麻生久美子
愛:仲里依紗
唐木素子:真木よう子
墨田卓也:リリー・フランキー
山下ダイスケ:金子ノブアキ
島田雄一:新井浩文


 

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